ニコチンを含まないタバコなら大丈夫?

ニコチンを含まないタバコなら大丈夫?

現在、タバコの代わりになると謳いニコチンを含まない商品が多数あります。 例えば「ニコレス」「ベイプ」など、どれもタバコと同じように「くわえて吸う」だけの、しかしニコチンを含まないことを強調しています。

結論から申し上げると、ニコチンを含まないタバコは無害ではありません。そこで、大和先生に詳しくお話しいただきました!

▼大和先生の回答
 口に咥えて煙・エアロゾルを吸い込む行為はタバコと共通であり、以前のようにタバコに逆戻りする危険性が高くなります。そもそも、ニコレスやベイプに使用されているグリセリンは食べても無害ですが、エアロゾル・霧にして肺に吸い込むことの危険性は検証されていません。

グリセリンは非常にベタベタした油です。産業医科大学のホームページにその性状が動画でアップされておりますので、一度、ご覧下さい。 ニコレスやアイコスのエアロゾル・霧でグリセリンを肺に吸い込むのを思いとどまることが出来ると思います。

禁煙では、タバコを離脱症状を和らげるだけではなく、これまでの「吸う習慣」を辞めることも大切です。 口にくえることにより、これまでのタバコの記憶がよみがえり、それがトリガーとなり余計にタバコを欲しくなってしまいます。

口寂しい時、手持ちぶたさがある時は「くわえること以外」で気持ちを紛らわせるようにしましょう。
例:歯磨き、洗顔、ウォーキング、ストレッチ、シュガーレスのガムを噛むなど。